相談E(私に何かできるだろうか)
相談D(日本人の誇りとは・・)
相談B(忙しい日本)
相談A(異国の地で)
相談@(海外から戻ったとき・・)
【子どもの学校選び】 Mエクアさん、こんにちは。 わたしはいま、子どもの学校のことで悩んでいます。子どもがこれからの長い人生を如何に自分らしく生きるか、その基本は小学校からの教育に負うところが大きいでしょう。 でも、今の日本の教育ではお先真っ暗なような気がします。 いろんな人に聞いても、新聞やテレビで知る状況も、わが子を安心して任せられそうもありません。 最近は、子どもが小さいうちから海外の学校に行かせる人が増えています。 その方が、英語を早いうちから学んでマスターできるし、たくましく生きていく力が身に付くような気がします。 私の悩みに何かアドバイスをお願いします。(お先真っ暗のKより) |
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Mmeエクアより:あなたばかりか、回りのお友達も、やはり「日本の教育に任せていられない」って考えてる?そりゃぁそうよね。打ち出される方針の不可解さ 虚しさ、現実への絶望感。 でも、全国のお父さん、お母さんに忘れて欲しくないことは、子供の教育、 更には人格育成は、学校だけで成されるのではないことです。 人格形成に何が大事か?それは人や社会とどう関わるかということであるのは言うまでもありません。 その環境を提供できるのは身近な大人 すなわち親 およびその人を取り巻く環境・人間関係です。 その環境の中で、ものの見方を学び、人や自然への優しい思いやりを身につけ、感性を育てていくことが人を育てることだとエクアは、認識してます。 同じ年齢の子達との容赦のない集団のなかで、違った価値観を調整しあう術を自然と覚えていけたらいいでしょう。 基本は家庭。 そこで 家庭で過ごす時間が少ない現状をエクアは憂いているところです。 学校が担う部分の教育に関しても、もう黙ってはいられない! 自分達の手で方向を探ろう、と取り組む人たちも出てきています。 コミュニティ・スクールの設立や、公立校のなかでも、学校を選べる状況を作ろう、とね。 こういったグループも大人たちの人間関係から発生しているんですね。 学校へ送れば安心、と思おうとせず、子供達を育てていくのは、大人達が担うことだと忘れて欲しくありません。 つきあうのが、担任の先生、塾の先生だけって怖くありませんか? それから、日本がダメなら海外へ という発想には慎重にね。魅力的な部分が目立つのは当然、でも裏には大きなリスクもありますよ。 海外で本人がまず克服しなければならないのが、自分の居場所探しです。日本でもその居場所が見つからなくて,苦しむのが登校拒否の形で現れますね。 海外で自分の存在を実感し、その存在をアピールしていくことは並大抵ではありません。そして、その文化・言葉の壁を乗り越え、人格が形成されたあと日本に戻るのであれば、更なる自分探しに格闘することになります。 それを克服して、初めていい時間が過ごせた、成長したと言えるのです。 英語が堪能になれば有利、という考えがもしあるのなら、それはあまりにも短絡的です。だいたい、英語ができるっていうことが、その人の価値を高めると思うこと自体誤っています。 外国語・母国語に関わらず、自己を表現できることが大前提です。 自己を育てる その手伝いをするのが教育だと思いますよ。 |