相談E(私に何かできるだろうか)
相談D(日本人の誇りとは・・)
相談C(子どもの学校選び)
相談B(忙しい日本)
相談A(異国の地で)
【海外から戻ったとき・・】 いつも心の中にある、祖国日本。一時帰国を果たしても、期待と裏腹なんだか気持ちが沈んでしまいます。 電車に乗って、目にする光景はとりわけ驚きます。不機嫌な表情で混雑した車内。 別の星からやってきたような若者達。再会した友人達は、「生活が大変。教育費・ローン・・・私はパートの職も失いそう・・・」「子供達が怖い。やたら注意したら殺されちゃうわよ。人のことなんかほっときなさいよ。」と言います。 海外で一生懸命拾う日本のニュースも、どうした祖国!ばっかりです。 今年あたり、任期を終え本帰国になります。 日本に帰ったら、自分も流れに沿って、変だなと思う気持ちを閉じ込めてしかたなく暮らすことになるのでしょうね。何か言うと、変な人と言われるんじゃないでしょうか? (悩めるA) |
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Mmeエクアより: 違った視野が開けることが、外で暮らすことの利点ですよね。 今からどうせ・・・なんて言いっこなしです。 確かに日本は病んでるゾ、と思う材料が多いです。病んでるモノには、治療が必要ですね。まず、症状に気づかなければいけません。幸い Aさんは気づいたのですから放っておかないで下さい。 21世紀のキーワードは、言力(げんりょく)と言われます。言葉に出していきましょうよ。 同じ思いの人が回りで必ず見つかりますよ。 流れを変えるのは無理でも、「私は満足していません。納得したくないです。」表現して、発言していきましょうよ。 日本のお家芸は、“傾向と対策”だと思います。例えば、はっきりと分かれた季節を持つが故の、暮らしの知恵。地震国ならではの備え。天気予報を見て、服装を考え、普通の傘にするか、折りたたみの傘にするか・・・ 「日本人のDNAには、様々な傾向と対策が組み込まれている。」と、そうでないお国柄のところで暮らして気づきました。(雨が降ったら考えよう、で済んでしまうお国もあるんですよ。) あなたが、目にした満員電車のお父さんも、別の場面で輝く場を持っていて、彼なりの対策をしているのかもしれません。 生活が苦しい、とボヤキながらも、自分らしさを失いたくないと頑張っている人達も多いはずです。 こういった能力を個人ベースで発揮するのでなく、“対策”も“保身”という捕らえ方でなく、建設的にちょっとづつでもつなげていけたら少しは変われるんじゃないかしら。 |