その2

読者からのお便り その1   

さて、まず一通り読みまして、「うんうん、その通り、わたしもそう思っていたのよ」というのがまず第一。
特に「海外に暮らして」のコーナーは、こうしてある程度の期間こちらにいると、それがあまりにも当たり前なため、忘れてしまっているようなことを、目前にポンと出されたような感じで、共感しました。(Yさん、スイス)

 僕も、証券会社で海外勤務(ロンドン、ニューヨーク、香港)が通算13年となり、一年半ほど前に帰国した次第。
今は、日本を変えようと思い、新たな証券市場の創設に参画してます。
娘はインターナショナル・スクールに通い、英語・日本語・スペイン語を学んでます。ご承知の通り、日本でインターナショナル・スクールは学校として正式に認可されていない為、春になると毎年一回、教育委員会というところから、ご丁寧に義務教育違反につき義務教育を受けさせるようにとの警告のお手紙を頂戴いたします。日本の学校よりもずっと個性的な教育を受けさせているつもりなんですが・・・・・(Kさん、日本)

ホームページも家族で見せて頂きました。エッセイ楽しかったです。短いながら外国で暮らした経験があるので、そうそうとうなずける話も多かったです。(Mさん、日本)

早速、ホームページを拝見致しました。あのころのみなさんの姿が思い浮かんできました。アルジェリアでの生活にも触れられているかと思いつつ読んでいきましたが残念ながら今回はまだ出ていませんでしたね。将来、ぼちぼちと出てくるだろうと期待をしております。(バグママ: はい、もうすぐでますのでお待ち下さいね。)
日本を憂える気持ちは、私たちも同感致します。
色々なところで、色々な現象となって表れてきているように思います。
将来への展望が見えない、我々のそんな不安に苛まれる気持ちを誰が受け止めてくれるのでしょうか?
結局は、自分たちで切り開かなければならないのでしょうね!!
その為に、考え、思い巡らしましょう。(MUさん、日本)

私も学校のことには時々ですが、意見があります。疑問もあります。でも、どうしたらよくなるのか、の姿が見えてこないのです。個人的には、こうする、これでいいんだ、と、思って子供を教育していますが、それがこれからの将来の日本によいかどうかがわかりません。そのほうがいいと思って、自分の信念で子供に接しているのですが、それを他人に伝えられるほど、立派なものではないし、迷いながら、時間が経っていってしまいます。
とにかく、いろいろ迷い、考えることが重要ですね。(KIさん、日本)

私達も海外生活が長く、1980年の始まった海外生活は、その後20年の内、通算16年に及びました。米国のロチェスターとニューヨークで計6年、ベルリン5年、そして99年の秋までロンドンに5年いました。
外国勤務で得た点は、日本を外から客観的に見ることができたことにつきますが、リンクの一部を拝見し、同じような感想や教育に対する危機感があるなと思いました。
インターネットが素晴らしく発達したため、論座の広がりが期待できますが、ご活躍をお祈りいたします。(Sさん、日本)

HP、さっそくのぞいて、ブックマークしました。
日頃思うところはたくさんあるのだけど、深く考える時間とか人と話す機会がないままに終わっているようなことが満載ですね。
書くことにより自分の考え、思いがまとまる、ってこともありそうですね。
「のぞき」じゃなく、いつか投稿できたらいいなあ、と思います。(KAさん、アメリカ)

僕個人としては、「注意されるということ」がとても面白く、文化の違いを貴女のプライベートな感覚で捉えている点が興味深かったです。それに関して、一つききたいのは、そちらの文化とか教育観とかいうものの背後にある(はずだと僕が思う)、「キリスト教」の影響の強弱です。あるいはイスラム教でもいいのですが、人々を集団としてつなぎ止めている「宗教」の役割について、是非、きかせてほしいと思います。 と言うのも、貴女が危惧している現代日本の精神的な危機的状況には、「深層心理における超越者の不在」ということが、かなり関係しているのではないかと思うからです。(Oさん、日本)

実は今日学校へ行ってきました。
日本の大学受験相談会があると聞きましてね。なんのことはない、某大手予備校の営業マン、生徒集めのアジア行脚でした。

以前他で参加した時、途中で不愉快になり、帰ろうかと思ったこと、子どもも何アレ、とわざとマイナーな塾を選んだ経緯もあったのですが。相変わらず、トンチンカンなデータをいっぱい紹介し、分析の有利をアピールしていました。トーフルスコア何点の生徒の例:受験した大学(なんと10校)そのなかで、パスした大学はこことここ。といった内容ばかり。
本当に欲しいのは、自分の目的に則した学校の選び方、どの学部で何を学んで、それが卒業後どんな可能性につながるか、そんな情報なのに、入学合格チケット入手方法に終始してましたね。
でも当事者達(受験生・お母さん達)が満足してるんならいいのかしら?
親と子が進路を真剣に相談していれば、あとのノウハウを塾が担当、という分業なのかもしれません。
でも心の弱みに付け込んでますよね。やっぱり不愉快!(Aさん、タイ)

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